鷹・工藤監督がリチャード弾の予感的中「打つんじゃないかとレフト方向を見てたんです」

ソフトバンク・工藤監督

王者が息を吹き返したか。ソフトバンクが5日のオリックス戦(ペイペイ)に12―4で快勝。3か月ぶりの2桁得点を奪った前日の同カードに続き、2試合連続の2桁得点と打線が爆発。現在は4位とはいえ、首位と4ゲーム差の位置にまで詰め寄った。

ヒーローはプロ初アーチを含む2本塁打6打点の活躍を見せたリチャードだ。試合後の工藤監督は4回に飛び出した1号満塁弾のシーンを振り返り「2ストライク2ボールになった時にね、これホームランを打つんじゃないかと思ってね。レフト方向を見てたんですよね。雰囲気があったんで」と興奮気味にコメント。

「(その後)フルカウントになって、押し出しかなとも思ったんですけど、よくあそこで振り抜いて。素晴らしいホームランだったと思います」と満面の笑顔だった。

打線が本来の力を取り戻しつつある。指揮官は「今季を見ると、乗れそうで乗れないというところもあった。これを長く、長く、最後まで続けられるように頑張っていきたいと思います」と力を込めた。

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