ヤンキース逆転負け サンチェス6打点もヒーニーが炎上

【オリオールズ8-7ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ヤンキースは9番打者のゲーリー・サンチェスが2本塁打を放って6打点を叩き出す活躍を見せ、リードを奪ったものの、7回表に4番手として登板したアンドリュー・ヒーニーが一死しか取れず4安打4失点と炎上。7対8で逆転負けを喫した。オリオールズは今回の3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えたが、ヤンキー・スタジアムでのカード勝ち越しは2019年シーズンの開幕3連戦以来。ちなみにヤンキー・スタジアムでは2019年以降6勝16敗と大きく負け越している。

ヤンキースは1点ビハインドで迎えた2回裏にサンチェスの19号グランドスラムで逆転に成功すると、1点差に迫られた直後の6回裏にはサンチェスが20号2ラン。打点が公式記録となった1920年以降、ヤンキースの9番打者がヤンキー・スタジアムで1試合6打点以上を記録するのは4人目の快挙だった。また、1試合6打点はサンチェスにとって自己最多タイでもある。サンチェスの活躍もあり、ヤンキースは6回終了時点で7対4と3点をリードしていた。

ところが、7回表に登板した4番手ヒーニーが大誤算。先頭のトレイ・マンシーニに死球を与えると、連打で無死満塁とピンチが広がり、ジャーマイ・ジョーンズの2点タイムリー二塁打で1点差。一死後、ホルヘ・マテオにもタイムリーを許し、同点に追いつかれた。ヤンキースはここでヒーニーを諦め、5番手ワンディ・ペラルタを投入したが、ケルビン・グティエレスのタイムリーでオリオールズが勝ち越し。この1点が決勝点となった。

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