メッシ激怒!サッカーW杯南米予選ブラジル戦が突如中止に アルゼンチン代表の隔離問題で

当然の試合中止にメッシ(中右)、ネイマール(中左)も困惑(ロイター)

5日(日本時間6日)にブラジル・サンパウロで行われたサッカーのカタールW杯南米予選ブラジル対アルゼンチン戦で、キックオフ直後に突如中止になる前代未聞の事態が発生。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)は怒りを爆発させた。

メッシやブラジル代表FWネイマール(29)らスターが必勝を誓い臨んだ一戦は、思わぬ展開が待ち受けていた。開始6分、突如ブラジルの保健当局の職員数人がピッチに現れ、試合の即時停止を通告。大混乱に陥った。

英「スカイ・ニュース」などによると、保健当局はアルゼンチン代表でプレミアリーグに所属するFWエミリアーノ・ブエンディア(アストンビラ)ら4選手が、入国時に虚偽記載をしたと主張。ブラジルでは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入国前の14日間に英国に滞在した者は14日間の隔離を受ける必要があるが、この報告をしていなかったという。
アルゼンチン代表は一度ロッカールームに引き上げたが、メッシはチームシャツを脱ぎ、ビブスだけを来た状態で混乱中のピッチに再び登場。ネイマールらと話し始めると、同国保健当局者らに怒りの猛抗議。アルゼンチン「オレ」などによると「我々はホテルに3日間もいたんだ。なぜその時に通告しないんだ!」と訴えた。

その後、南米サッカー連盟は試合中止を発表。今後については国際サッカー連盟に判断が委ねられるが、混乱は収まりそうにない。

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