37歳右腕・モートン ブレーブスと1年2000万ドルで契約延長

日本時間9月7日、ブレーブスは37歳のベテラン右腕、チャーリー・モートンと1年2000万ドル+オプション1年(年俸2000万ドル、バイアウトなし)で契約を延長したことを発表した。モートンは30歳を過ぎてから本格開花した遅咲きの投手であり、メジャーリーグ公式サイトでブレーブスを担当するマーク・ボーマンは「37歳のモートンは今回の契約延長によりキャリア通算で1億1000万ドルを得ることになったが、そのうち6500万ドルは35歳以降の契約である」と伝えている。

7年間在籍したパイレーツ時代は平凡な先発投手に過ぎなかったモートンだが、フィリーズを経て2017年にアストロズに加入すると、2年間で29勝10敗、防御率3.36をマークするなど本格開花。その活躍が評価されて2年3000万ドルの契約でレイズに加入し、今季は1年1500万ドルでブレーブスと契約した。今季ここまで28試合に先発して13勝5敗、防御率3.47の好成績をマークしており、ブレーブスはシーズン終了後にモートンがFAになるのを待たずに1年2000万ドル+オプション1年の契約延長を与えることを決めた。

昨季終了後、レイズからFAとなったモートンは家族の居住地に近いところでプレーできるレイズに残留することを希望していたが、ブレーブスが1年1500万ドルのオファーを提示して獲得に成功。モートンにとってはメジャーデビューを果たした2008年以来13年ぶりの古巣復帰となった。レイズはモートンの年俸1500万ドルのオプションを破棄したうえで再契約を目指したが、「地の利」だけでは年俸1500万ドルの1年契約を用意したブレーブスに勝てなかった。

来季のブレーブスはマックス・フリード、モートン、イアン・アンダーソン、ワスカル・イノアが先発1~4番手に入り、最後の1枠をトゥキ・トゥサント、カイル・ミュラー、カイル・ライトらが争うことになると予想される。アキレス腱の再断裂により戦列を離れているマイク・ソローカは順調にいけば、来季の後半戦から先発ローテーションに加わることになるだろう。

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