レイズが乱打戦を制す 有望株フランコはマントルに並ぶ

【レイズ11-10レッドソックス】(延長10回タイブレーク)@フェンウェイ・パーク

ア・リーグ東部地区の首位に立つレイズは両軍合計33安打21得点という乱打戦を制し、延長10回の熱戦の末に11対10でレッドソックスに勝利。2回終了時点で6点のビハインドを背負ったものの、9回表に9対9の同点とし、タイブレークをモノにした。レイズ7番手コリン・マクヒューが今季6勝目(1敗)をマーク。レッドソックス6番手ギャレット・ウィットロックは今季3敗目(7勝)を喫した。

1回表にネルソン・クルーズのタイムリーで先制したレイズだったが、1回裏にJ・D・マルティネスのタイムリーで同点とされ、2回裏には4本のタイムリーなどで一挙6失点。しかし、レッドソックスの拙守にも助けられて4回表に4点を返すと、7対9で迎えた8回表にクルーズが28号ソロ、9回表にオースティン・メドウズが24号ランニング本塁打を放ち、同点に追いついた。10回表にはクルーズとブランドン・ラウのタイムリーで2点を勝ち越し。10回裏にホゼ・イグレシアスのタイムリーで1点を返されたものの、11対10で逃げ切った。

レイズの20歳の有望株ワンダー・フランコは6打数4安打3得点の活躍を見せ、チームの勝利に大きく貢献。今季の打率は.290、OPSは.823に上昇した。フランコはこれで36試合連続出塁となり、20歳以下の選手としてはミッキー・マントルと並ぶア・リーグタイ記録。フランク・ロビンソンが持つメジャー記録(43試合)にも迫っている。前半戦は苦戦したが、後半戦は打率.322、OPS.905の好成績をマーク。このあたりの適応力はさすが球界ナンバーワン有望株といったところだろうか。

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