【W杯南米予選】虚偽報告アルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネス 懲役最大5年も

エミリアーノ・マルティネス(左)(ロイター)

ブラジル連邦警察はアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネス(29=アストンビラ)らイングランドクラブに所属する選手4人の捜査を開始したと発表した。

英「BBC」など各メディアによると、マルティネスやDFクリスティアン・ロメロ(トットナム)らアルゼンチン代表の4人はカタールW杯南米予選ブラジル戦(5日=日本時間6日)に臨むため、同国へ入国する際に虚偽報告をした疑いがあり、保健当局が急きょ試合を中止した。ブラジルでは英国からの入国者に対し、14日間の検疫を義務付けているが、4人は、この申告をしていなかった。

「BBC」は「ブラジル連邦警察は国の検疫規則に違反したと告発されたアルゼンチンの選手について正式な捜査を開始した。虚偽の情報を提供した犯罪の可能性」があると伝えている。また、ブラジルでは虚偽申告で有罪になった場合、最大で懲役5年と罰金が科せられるという。

その一方、無断で代表に参加した4人には所属するイングランドのクラブが罰金を検討しているとの報道も出ており、再試合の可否を含め各方面に波紋が広がっている。

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