ダメだこりゃ…岸田文雄氏が森友再調査拒否でどっちらけ 安倍前首相への忖度は否定

総会で挨拶した岸田氏

自民党総裁選に立候補する岸田文雄前政調会長(64)が7日、森友学園問題を巡る財務省の決裁文書改ざんに関する再調査を「考えていない」と否定した結果、党内で評判を落としている。

岸田氏は9月2日に出演した報道番組で森友学園問題の再調査について問われた際「国民が納得するまで努力をすることは大事だ」と力説。その2日後、安倍晋三前首相が高市早苗氏を支持するというニュースが流れた。これを岸田氏牽制と見る向きは多い。

当の岸田氏は安倍前首相や麻生太郎副総理兼財務相(80)への〝忖度〟について「全くない」と否定したが…。党内では冷ややかな声が浴びせられている。

「議員票は現時点で立候補の意思を固めた河野太郎大臣が伸びている情勢です。岸田氏は、一皮むけたイメージを出さなくてはいけないのに…。党員票にも悪影響が出ます」(自民党関係者)

ネット上では岸田氏の森友問題再調査の拒否を受けて「〝ダメだこりゃ〟にふさわしい方だ。なぜ闘わない」「人間は簡単に変われない。総理の器じゃない」と辛辣な書き込みが寄せられている。

岸田氏は同僚議員や党員とどう向き合うのか――。

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