全日本プロレス7日の後楽園ホール大会で、世界ジュニアヘビー級王者・SUGIが青柳亮生を退け、初防衛に成功した。
序盤から両者が得意とする空中戦が繰り広げられた。そんな中、SUGIは首投げ、サッカーボールキックで徐々にペースを握る。途中、ロープに投げた青柳からカウンターのヒザ、さらにドロップキックを被弾するもブレーンバスターを切り返し、リバースフランケンシュタイナーで再び流れを引っ張り込む。
最後はスワンダイブ式ファイヤーバードスプラッシュで試合を決め、戦前に豪語していた通り、きっちり経験の差を見せつけた。
だが、試練はここからだった。勝ち名乗りを上げる中、リング上に現われたのは児玉裕輔だ。握手を求められた後に、突如襲撃され次期挑戦を要求された。
これを大の字の状態で聞くしかなかったSUGIは「試合の関係ないところでこんなことして、タダでは済まさない。防衛とともにこの雪辱を果たす。ベルトは渡さない」と、無礼な次期挑戦者候補に制裁を予告した。