感染者の救急搬送8月急増 自宅など療養中、症状悪化も

コロナ陽性患者の搬送に向け、防護服を着て出動の準備をする宮崎市消防局の職員ら=同市・宮崎北消防署

 新型コロナウイルス「第5波」で、特に感染者が多い宮崎市消防局管内で、陽性患者の救急搬送が相次ぎ、8月は前月の2件から44件(速報値)に急増したことが7日、分かった。月別では5月に並んで過去最多。自宅、宿泊療養施設で症状が急変し搬送されるケースがこれまでより多いのも特徴で、「現場は緊張の連続」(救急隊員)を強いられている。5波の猛威により、急患の搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」も目立っている。

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