大谷翔平とダルビッシュ日米通じて初対決! パドレス地元紙が特集記事 ダルの絶賛&気遣いコメント

大谷翔平(ロイター=USA TODAY Sports)

サンディエゴ・ユニオン・トリビューン紙(電子版)は7日(日本時間8日)に地元で大盛り上がりのエンゼルスの大谷翔平投手(27)とパドレスのダルビッシュ有投手(34)の日米通じての初対決を前に特集記事を掲載した。ダルビッシュは8日(同9日)に先発予定だ。

同電子版は「皆と同じように、ダルビッシュ有もエンゼルスの大谷翔平に畏敬の念を抱いている」との見出しで、ダルビッシュのコメントを紹介した。

「誰も本気で(二刀流を)やろうとした人物は野球史上にはいないと思う。彼は投打両方やる能力があり、それは間違いなく素晴らしい」と絶賛するとこう懸念を示す。

「僕は常に彼の体のことが心配。投手だけでもシーズンを通してプレーするのはきつい。体にストレスがかかる。しかし、彼は毎日DHで出て7~8日間隔で投球もしている。彼は倍以上のストレスを体にかけている」

2014年に共通のチームメートとの食事を通じて知り合った2人は以後、携帯のメールなどで連絡を取り合っているという。7月のオールスター戦での初対決が注目されたが、ダルビッシュが左股関節周辺の炎症で辞退し、幻に終わった。

ただ、今回はナ・リーグ本拠地のため、DH制はなく、代打での対戦となる。また、パドレスはプレーオフ進出を目指すワイルドカード争いでレッズに1ゲーム差に接近されており、大谷に一発浴びると命取りになりかねない。ダルビッシュは「対戦を楽しみにしている。スカウティングリポートを見なければいけない。決して面白くはない。僕は6~7回まで投げた上で勝利する必要があるからね」と意気込む。もっとも、夢対決実現は大谷が打席に立つまで、ダルビッシュがマウンドを死守できるかにかかっている――。

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