油、マヨ、コーヒーなど、値上げ相次ぐ 家計とスーパー圧迫

食用油が並ぶスーパーの売り場=7日午後5時15分ごろ、宇都宮市宝木町1丁目

 今秋、食用油やマヨネーズ、コーヒーなど身近な加工食品の値上げが相次いでいる。大手食品メーカーの価格改定によるもので、天候不順による原料価格の高騰が主な原因。新型コロナウイルスワクチン接種の浸透による経済活動の回復を見込んだ海外の需要増加も一因という。県内のスーパーは消費の減速を警戒し、赤字覚悟での値下げといった対応を迫られている。

 日清オイリオグループ(東京都)は8月、大豆などの原料価格高騰を受けて家庭用食用油などの価格を1キログラムあたり50円以上引き上げた。4、6月に続く3回目の値上げで、11月にも価格改定を予定している。

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