ヤンキース4連敗 コール負傷降板、セミエン38号放つ

【ブルージェイズ5-1ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ヤンキースはサイ・ヤング賞候補のゲリット・コールが左ハムストリングの張りを訴えて4回途中5安打3失点(自責点2)で降板するアクシデントが発生。打線はブルージェイズを上回る8安打を放ちながらもわずか1点しか奪えず、1対5で敗れて4連敗となった。13連勝のあとは10試合で2勝8敗と元気がなく、首位レイズとのゲーム差は9.5に拡大。逆にブルージェイズは連勝を6に伸ばし、ヤンキースとのゲーム差を2.5に縮めている。

2回表にアレハンドロ・カークの6号ソロで先制を許したヤンキースは、3回裏にアンソニー・リゾーのタイムリーで同点に追いついたものの、4回裏にコールがピンチを招き、2本の犠飛で2失点。左ハムストリングの張りを訴えたコールはこのイニングを投げ切ることなくマウンドを降りた。5回表に2番手アルバート・アブレイユがマーカス・セミエンに38号ソロ、8回表には4番手クレイ・ホームズがカークに7号ソロを被弾。そのまま1対5で敗れ、コールには今季7敗目(14勝)が記録された。

ブルージェイズは先発のスティーブン・マッツが6回7安打1失点の好投を見せ、今季11勝目(7敗)をマーク。また、セミエンは3試合連続アーチとなる38号ソロを放ち、9月に入ってからの6試合で6本塁打と量産態勢に入っている。本塁打王争いトップの大谷翔平(エンゼルス)とは5本差。現在の好調が続くようであれば、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)とともに大谷のライバルとなるかもしれない。

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