【JRA】ダービー卿CTで“異常歩様”のレイエンダが平地調教再審査に合格

津村を背に駆けた(東スポWeb)

GⅢ京成杯オータムハンデ(12日=中山芝外1600メートル)に出走するレイエンダ(騸6・藤沢和)が8日、美浦北C(ダート)で最終追い切りを兼ねた走路試験を行った。津村が騎乗して単走追い。直線はビッシリ追われて5ハロン65・7―37・5―12・4秒(一杯)をマークし、無事に合格した。同馬は前走のGⅢダービー卿CT(15着)での異常歩様に関して平地調教再審査となっていた。

騎乗した津村は「JRAからは〝馬場の真ん中を通って、(5ハロン)70秒を切って、一杯に追って〟という指示。特に問題はなかったです。前走はゲートを出た後にバランスを崩したようですが、異常歩様もたまたまだと思うし、(走りに)気になるところや乗りづらさはなかったです」とコメント。

続けて「初めて乗ったので(以前との)変わり身は分からないけど、順調だと思います。最近は結果が出ていませんが、少しでもいい成績を出せれば。(藤沢和)先生のところの馬に乗るのも久しぶり(07年10月のプラタナス賞でマイネルアテッサに騎乗して11着以来)なので、いいところを見せたいですね」と抱負を語った。

キングカメハメハ産駒の同馬は17年のダービー馬レイデオロのひとつ下の全弟。19年のGⅢエプソムC以来、勝ち星から遠ざかっているが、去勢放牧を挟んで立て直し、復活を期す。

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