U―19オランダ代表選手が宿舎に女性を連れ込む 〝神童〟シモンズらが同代表から追放

シャビ・シモンズ(ロイター)

オランダの〝神童〟ことU―19オランダ代表MFシャビ・シモンズ(18=パリ・サンジェルマン)ら5選手が、U―19同国代表の活動から追放されていたことが明らかになった。5人は0―3で敗れた6日の国際親善試合U―19イタリア代表戦に出場していなかった。

オランダ紙「テレグラフ」によると、所属クラブへ〝強制送還〟となったのは、シモンズのほかFWアルジャニ・マルタ、FWナジ・ユニュバル、DFリオ・ヒレン(ともにアヤックス)、FWミメイルヘル・ベニータ(フェイエノールト)。発端はマルタとベニータが、宿舎に2人の女性を呼んだこと。別の部屋でテレビゲームをしていたシモンズら3人は、その部屋からの大音量の音楽を聞いて何事かと確認しに行ったという。

その後3人はすぐに部屋へ戻ったというが、新型コロナウイルスのプロトコル違反と判断され、同代表のバート・コンテルマン監督から追放を命じられた。オランダサッカー協会の広報担当者は同紙に「5人はバブルを破ったため、所属にクラブに戻った。代表チーム内での感染を防ぐために、プロトコルが用意されている。こうすることで、チーム内での感染の可能性を最小限に抑えることができる」と説明した。

シモンズはスペイン1部バルセロナの下部組織で育ち、2019年夏にパリSGへ移籍。今年2月には17歳でトップチームデビューを飾るなど将来を嘱望される選手だ。また父のレジリオ・シモンズ氏がJリーグの京都でプレーしていたことでも知られる。

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