田嶋幸三会長がクラブW杯の国内開催返上を認める 改めて森保監督支持も表明

森保監督(左)と田嶋幸三会長(東スポWeb)

日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)が8日、12月に国内で開催予定だったクラブW杯開催返上方針を認めた。

この日、オンラインで取材に応じた田嶋会長は「まだ正式発表の段階ではないが、FIFA(国際サッカー連盟)と話し合っているのは事実」と語った。新型コロナウイルスの感染拡大で、どのくらい観客を入れられるか不透明で採算面の見通しが立たないだけに「例えば(収容人数の)50%や30%では難しい。12月に一気に緩和されるとは予測しがたい」と説明。FIFAも事情を理解し、補償請求する事態にはならないという。

またカタールW杯アジア最終予選オマーン戦(2日、吹田)の敗戦や辛勝した同中国戦(7日、カタール)の戦いぶりから日本代表の森保一監督への批判が強まっている状況にも言及。「全く揺るぎない。信頼している。監督は結果で責められるのは仕方ないが、彼を信じてバックアップしていきたい」と強調した。

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