ソフトバンク・森「全員まだ優勝は諦めていない」 一軍復帰戦で6球締め

約4か月ぶりに登板した森(東スポWeb)

鷹の守護神が不屈の精神で逆転Vを誓った。ソフトバンク・森唯斗投手(29)が8日の西武戦(メットライフ)で一軍復帰登板。左ヒジを手術し、4か月ぶりとなった一軍マウンドは大量リードの9回だったが、打者3人をわずか6球で料理した。

「戻ってくることができて本当によかった」。勝利後は最後までグラウンドに残り、一塁側ブルペンから引き揚げてくる仲間を笑顔で迎えてハイタッチ。精神的支柱らしい振る舞いで〝帰還〟を印象づけた。

「チームの全員、まだ優勝は諦めていないので、もっともっと力になれるように頑張りたい」。ナインの思いを代弁し、残り35試合でのフル回転を誓った。

工藤監督は試合後「やっぱり9回に森が出ると落ち着く。さすが、百戦錬磨。勝負所の勘はさすが」と、存在の大きさを再認識。待望の守護神帰還に声が弾んだ。

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