カジノを含む統合型リゾート（ＩＲ）事業を巡る汚職事件で、一審懲役４年の実刑判決に即日控訴した衆院議員の秋元司被告（４９）が９日、国会内で会見し、「冤罪」と訴えた。
秋元被告は「一審判決は秋元は悪であると結論ありきだったと言わざるを得ず、承服できません」とし、高裁では「先入観なしで、まっさらな頭で証拠関係を見て、ご判断いただきたいと思い、今回控訴することといたした」と話した。
７日の判決後、東京拘置所に収容されたが、保釈保証金１億円で同日、保釈されていた。保釈金に関しては「秋元さん自身の管理しているところから捻出した」（弁護人）とした。
迫る衆院選に関しては「私自身はオーソドックスな政治家としての活動をしている中で、いきなり捜査の手が入り、いきなり逮捕されて、今日に至っている。今でも信じられない思い。悔しい思いがありますし、支援いただいた地元の皆さんにも大変申し訳ない」としたうえで、「選挙区については当然変わらないと思います。その準備をしているところです」と地盤の東京１５区（江東区）からの立候補については、変わりはないとした。既に自民党は離党している。
公職選挙法では有罪判決が確定しない限り、被選挙権は維持され、立候補に支障はない。
