【大相撲】御嶽海「新横綱に初黒星をつけたい」 照ノ富士撃破で秋場所の〝主役〟になれるか

御嶽海

大相撲秋場所(12日初日、東京・両国国技館)を控えた9日、関脇御嶽海(28=出羽海)が電話取材に応じ「打倒・新横綱」を掲げた。

先月23日から4日間行われた合同稽古に参加。関取衆と申し合い稽古を行うなど精力的に汗を流したが、コロナ禍では本場所前2週間は部屋での稽古が続き「(手応えは)初日になってみないと分からない」と不安がないわけではなさそうだ。5月の夏場所こそ10勝5敗ながら名古屋場所は8勝7敗。「連続2桁勝利というのは思っているので、それがなかなか取れないのは悔しいところではありますね」と話す。

そんな中、秋場所で〝目玉〟となるのは新横綱照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)だろう。対戦成績は通算4勝10敗で直近5連敗と苦しい相手なのは間違いない。しかし、御嶽海は「最近、番狂わせだったり波乱が起きなくなってしまった、起こせなくなってしまったんで、ちょっと新横綱に初黒星をつけたいなという気持ちではいますね」と〝新横綱撃破〟を狙っている。

「大関候補」としては関脇で継続して結果を残したいところ。「下から若い人が来て、譲れない部分があるんでね。しっかり自分の強さを発揮して期待に応えたいというのはありますね」と御嶽海。横綱、大関を破って秋場所の〝主役〟となれるか。

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