【カーリング】北海道銀行 ロコ・ソラーレに先勝 吉村紗也香「後半にいい形を作れた」

吉村紗也香(手前)が第11Eで地力を見せた(代表撮影)

来年の北京五輪へ向けたカーリング女子日本代表決定戦(10日、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)の第1試合が行われ、日本選手権覇者の北海道銀行が2018年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレ(LS)を7―6で下し、順調な滑り出しを見せた。

北海道銀行は前半を終えて2―4とリードを許す展開だったが、3―5で迎えた第8エンド(E)に2点を挙げて同点に追いつくと、第9Eにスチールを決めて6―5と逆転に成功。第10Eに同点にされたものの、延長の第11Eでスキップの吉村紗也香(29)が確実に1点を奪い、勝利を引き寄せた。

試合後、吉村は「序盤もいい形ではあったが、途中で点差が離れた。でも、残りの8、9、10Eでいい形を作って決め切ることができた。8E目にしっかり2点を取れたのと、9Eに1点スチールできたことが大きかった」と振り返った。

今大会で先に3勝したチームが12月の世界最終予選(開催地未定)に日本代表として出場。そこで3位以内に入れば、五輪切符を獲得する。

© 株式会社東京スポーツ新聞社