巨人が悪夢の5連敗で78日ぶり3位 原監督「明日からまたっていうところ」

切り替えるしかない

長いトンネルの出口が見えない。巨人の原辰徳監督(63)が1―10で敗れた10日の中日戦(東京ドーム)後、引き分けを挟んで今季ワースト5連敗となった試合を振り返った。

投手陣に誤算が続いた。先発したチームの勝ち頭・高橋が京田に初回初球先頭打者弾を含む計3被弾、5失点で5回途中KOとなると、その後のマウンドを託された救援陣も苦しい投球が続き、2番手・戸根が1失点、4番手・大江は4失点と結果的に大量リードを許すこととなった。

打っては好調を維持する岡本和が36号ソロを放つも空砲に…。打線は終わってみれば計7安打だったものの、あと一打が出ず、わずか1得点に終わった。

勝ち星が掴めそうで掴めない日々が続く。優勝を狙うチームだが、これで8試合連続して勝利がなく、順位も6月24日以来78日ぶりとなる3位に転落した。それでも原監督は「勝負の世界…いろんなことが起き得るんでね。そこはしっかり受け止めて、明日からまたっていうところですね」と気持ちを切り替え、早くも視線の先を翌日の試合へ向けた。リーグ優勝に向けて、これ以上は負けられない。

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