英プレミアリーグ南米選手の出場停止は回避 FIFAがブラジルなど南米勢を説得

ブラジル代表が招集できなかったDFチアゴ・シウバ(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのクラブに所属する南米出身選手の出場停止は回避されたと、英「BBC」など各メディアが伝えている。

イングランド・プレミアリーグは9月の代表ウイークに英政府が定めたブラジルなどのレッドリスト国への選手派遣を拒否することを決定。これによりブラジルサッカー連盟(CBF)は同リーグに所属する選手も招集できなかったが、その後に報復を打って出る。国際サッカー連盟(FIFA)に派遣拒否したクラブの選手を出場停止にできるという国際ルールの適応を要請した。

これにより、ブラジル出身の8選手をはじめ南米や北中米諸国の選手が週末の試合に出られないことが懸念されていたが、「BBC」によると、出場停止の申請を受けた国際サッカー連盟(FIFA)は各国協会や連盟と協議し、要請を取り下げることで合意。出場停止の対象となった選手もプレーすることが可能になったという。

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