11日、中山競馬場で行われた秋華賞トライアルのGⅢ紫苑ステークス(3歳牝馬限定、芝内2000メートル=3着まで優先出走権)は、福永祐一騎手騎乗のファインルージュ(岩戸厩舎)が、好位外から押し切って完勝。GⅢフェアリーSに続く重賞を獲得し、桜花賞3着がダテではなかったことを証明した。
18年菊花賞などGⅠを3勝したフィエールマンの全妹エクランドールは、デビュー2連勝の成績もあり、1番人気に支持されたが、道中から行きっぷりが悪く、後方のままブービーの17着に惨敗した。ルメール騎手は「スタートから進んで行きませんでした。まだ重賞では厳しいですね」と現状、力不足であることを匂わせた。