日南産新米おいしい 市内学校給食で今月提供

給食で日南産の早期米を頬張る児童

 日南市内の小中学校で今月、給食に同市産の早期米が使用されている。児童生徒は新米を「甘くておいしい」と味わい、地元農産物の魅力を再認識している。
 市学校給食会が毎年企画する「地産地消交流給食」の一環。例年は生産者を招いて一緒に食べていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため昨年から中止。各校で1~3回、同市吉野方の農事組合法人おびファーム(田村通康代表理事)が生産した早期米「はるみ」を提供している。
 9日は桜ケ丘小(宮崎宏子校長、81人)で赤だしのみそ汁、おかずの「カンパチのごま油あえ」と一緒に献立に並び、児童は新米を黙々と味わった。6年の中武凌希(りょうき)君(11)は「粒につやがあってきれい。弾力もあっておいしかった」、湯浅久遠(くおん)君(11)は「普段の麦ご飯と比べて甘い。日南産の新米が食べられてうれしい」と話していた。

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