不振の日本代表MF鎌田大地 Eフランクフルト指揮官が原因を指摘

不振の鎌田(東スポWEB)

ドイツ1部Eフランクフルトの日本代表MF鎌田大地(25)が不調の原因を指摘された。

今季の鎌田はリーグ戦3試合でノーゴール、0アシスト。攻撃の中心が機能していないこともあってチームは1敗2分けとまだ未勝利だ。そんな状態を引きずったまま日本代表に招集されたせいか、トップ下で先発したカタールW杯アジア最終予選オマーン戦(2日、吹田)は0―1で敗れ、後半途中出場した同中国戦は1―0で勝利したが、自身は低調なパフォーマンスに終始した。

そんな中、代表期間を終えて今週末から各国リーグが再開。Eフランクフルトはホームにシュツットガルトを迎える。ドイツ誌「キッカー」によると、試合前会見に臨んだオリバー・グラスナー監督は鎌田にも言及。ここ数か月の間、移籍のうわさが絶えなかっただけに「それが昨シーズンのようなプレーができていないた理由でもある。コーチも選手もそんなことは望んでいないが、仕方のないことだ。やはり状況がはっきりしないことでプレーに影響が出てしまう」と語った。

しかし鎌田は今季の残留を決断。地元紙のインタビューで移籍の可能性があったことを明かした上で「クラブを100%支持しています」と語った。そんなことを踏まえて指揮官は「彼とも話して、もう大丈夫だと確信している」と復活を期待。調子を取り戻せば、来月に控えるカタールW杯アジア最終予選サウジアラビア戦、同オーストラリア戦に向けても好材料となりそうだ。

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