13歳、夢のリングで「一番輝く」 川崎の中学生が17日プロレスデビュー戦

ヒートアップの大会に出場する佐藤選手(右から4人目)ら=川崎市川崎区

 川崎市多摩区を拠点とするプロレス団体「ヒートアップ」の大会が17日、とどろきアリーナ(同市中原区)で行われ、市立野川中学校(同市宮前区)1年の佐藤大地選手(13)がデビューを飾る。同団体代表のTAMURA選手(41)は「彼を見て夢を持つ子どもたちが増えてくれれば」と話す。

 プロレス好きだった佐藤選手は、3年前に同団体の道場の子どもクラスに通い始めた。中学生になっても続け、プロデビューを決めた。憧れは同じ団体所属の兼平大介選手で「力強い選手になりたい」。現在は柔道部に所属するが、プロレスを優先して活動する。デビュー戦となる6人タッグマッチに向け「自分が一番輝けるよう頑張りたい」と意気込む。

 同大会は市都市ブランド推進事業に認定され全6試合。地域の障害者や子どもたちに楽しんでもらおうと感染症対策を万全にした上で無料招待するほか、障害者が安心して観戦できるようオンライン配信を無料で視聴できるようにする。

 午後6時半開始。障害者手帳を持参した来場者や高校生以下は無料。チケットや無料視聴などの問い合わせは、ヒートアップ電話044(712)4312。

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