ソフトバンク・工藤公康監督（５８）が１２日の日本ハム戦（札幌ドーム）で、前日１回持たず１０失点した石川柊太投手（２９）をベンチ入りさせ、その真意を明かした。
「今日はベンチに入ります。やっぱりチームの先発の一人として、投げるからには背負って投げているところを理解してもらいたい」とし、次のように説明した。「昨日ああいう投球をしたから今日はベンチに入ってというふうになれば、野手もね、やっぱり見方が変わると思う。本人も反省があるみたいなので。残り少なくなってきているし、本人の中にも行けるっていう、行けと言われれば行けますっていうところもあるみたいだから。本人の思いをみんなに伝えるのも大事。見るだけでも伝わるものになるので。次の登板はまた考えるが、今日は残します」。
この日の試合前時点で残り３３試合で首位ロッテとは５・５ゲーム差。大きな正念場を迎えている王者が、屈辱的大敗から再出発の一日を迎える。
