元巨人監督で評論家の堀内恒夫氏(73)が12日、自身のブログを更新。2年ぶり6連敗中の古巣にゲキを飛ばした。
「昨日の中日戦、頼みのメルセデスも打たれてしまった。投げミスもあったけど、中日のバッターの方がいいよ」と6連敗を喫した1戦を振り返ると、「最近よく質問される先発ピッチャーのローテーションについて」と先発陣についてつづった。
「巨人はここのところ中4日、中5日でまわしてきているよね。追い込みにきているんだろうし、それ自体はなんら問題ないと俺は思うよ」と勝負どころの特攻ローテに一定の理解を示した。
そのうえで「ただし、だ。中6日で投げていたところ中4日、中5日で投げろと言われたら肩はすぐにつくれる。ここで大切なのが『体がつくれているか』ということ。投げろと言われたら肩はすぐにつくれるけれど中4日のローテーションで投げ続けられる体はすぐには作れない。体のつくり方、準備が変わるんだ」と投手のコンディション調整の大切さを指摘した。
加えて「ましてや戦いも終盤にきている。それでなくても個々のコンディションが気になるところ。10勝を挙げている髙橋優貴でさえ1年間ローテーションを守るのが初めての経験だ」と経験の少ない若手先発陣を心配する。
打開策として「だからこそここは経験のある捕手とともにバッテリーで踏ん張ってもらいたい」と堀内氏はベテラン小林の有効活用を提案した。
リリーフ陣の疲労も感じているという堀内氏は「でも、もう残り33試合このままズルズルいくのか。堪えて這い上がるのか。もうね、ここまできたらやるしかないよ。自分一人じゃない。みんなが疲れているんだから」と気合でのもうひと踏ん張りを期待した。
「さて、昨日は2桁の10安打、若者たちもなんとか悪い流れを断ち切ろうと奮闘している。坂本! 菅野! さぁ、頑張れ!」とOBとしてチームリーダー2人の奮起を促した。