阪神は〝ラスボス〟オースティンに2被弾5点献上大敗 矢野監督「いつもやられている」

3回、オースティンに24号2ランを打たれたガンケル

阪神は12日のDeNA戦(横浜)に1―8と完敗。投打ともに精彩を欠き連勝は2でストップした。先発のガンケルが6回8安打5失点の内容で敗戦投手となり、2敗目を喫した。

〝ラスボス級〟の存在感で矢野阪神を粉砕したのはタイラー・オースティン外野手(30)だ。この日も「4番・右翼」として先発出場したハマの主砲は3回の24号2ラン、7回の電光掲示板直撃となる25号3ランを含む4打数3安打5打点の大暴れ。矢野監督も「(DeNAに)やられる時はいつもオースティンにやられている。投手だけで抑えられない部分もある。状況や場面によってはキャッチャーの腕の見せどころ」と表情を曇らせる。

東京五輪でも米国代表の中心打者として存在感を見せたオースティンは、文字通り虎の天敵だ。対阪神戦18試合で打率3割8分3厘、18打点、8本塁打。いずれも対セ・5球団の中ではワースト数字だ。

データ通りの相性の悪さがこの日の試合でも出てしまい、大敗を喫した矢野阪神。対DeNA戦は今季残り3試合。いつまでもやられっ放しのわけにはいかない。

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