　台風14号の影響で、沖縄地方では、13日（月）昼前にかけて高波に警戒し、土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水、強風、落雷、竜巻などの激しい突風にも注意・警戒が必要だ。

台風14号　東シナ海で停滞　週後半に西日本接近のおそれも

　強い台風14号は、12日（日）午後9時には東シナ海にあって、時速約20キロの速さで北北東へ進んでいる。

台風14号は14日（火）にかけて東シナ海を北上し、16日（木）にかけて東シナ海でほとんど停滞、その後17日（金）にかけて対馬近海へ進み、西日本へ接近する可能性がある。

＜強風・高波＞

　台風の影響で、先島諸島の海上を中心に非常に強い風が吹き、うねりを伴って大しけとなっている。沖縄地方では13日（月）明け方にかけて非常に強い風が吹き、13日（月）昼前にかけてうねりを伴った大しけとなる。

　沖縄地方で13日（月）にかけて予想される最大瞬間風速は35メートル、予想される波の高さは8メートルとなっている。うねりを伴った高波に警戒し、強風に注意・警戒が必要だ。

　沖縄地方では13日（月）にかけて台風に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の非常に不安定な状態が続く見込みだ。

　14日（火）午前0時までの24時間に予想される雨量は多い所で100ミリの見込み。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。

　なお、暖かく湿った空気の流れ込みの程度によっては、西日本では17日（金）頃にかけて大雨となるおそれがある。今後の気象情報に注意が必要だ。