福原遥が殺人鬼と遭遇、泥まみれ…「アンラッキーガール!」体当たりのクランクイン

日本テレビ系で10月7日にスタートする、福原遥が主演を務める連続ドラマ「アンラッキーガール!」(木曜午後11:59=読売テレビ制作)が、クランクインを迎えた。

ドラマは、くじ売り場で働く福良幸(福原)と、朝倉香(若月佑美)、綾波樹(高梨臨)のとにかくツイてなさすぎる“世界一不運”な3人の女性たちが、次々とトラブルに巻き込まれながらも、幸せをつかもうと奮闘していくコメディー。脚本は「推しの王子様」(フジテレビ系)、「おじさまと猫」(テレビ東京ほか)などを手掛けた演劇コントユニット・大人のカフェのメンバーである伊達さん氏と、「極主夫道」(日本テレビ系)、「クレヨンしんちゃん」(テレビ朝日系)などのモラル氏が担当する、1話完結のオリジナル作品。物語の語りをバカリズムが、占いの監修を琉球風水志・シウマが務める。

クランクイン当日、現場に姿を見せた福原は頭頂部で髪を結わえたお団子ヘア。衣装は黄色のショートTシャツ、下は茶色のアウトドアパンツを黒のワークブーツにインというアクティブなスタイルで、アンラッキーな幸の日常を描くシーンの撮影に臨んだ。

まずは、公園を歩いていたらブーツのソールが外れ、状態を見るため腰かけようとしたベンチも壊れるシーン。かなり派手にひっくり返るため一同心配そうに見守るが、ドーンと倒れた直後、天を仰ぎながら「楽しい!」と笑う福原。ソールが外れてパカパカのブーツを面白がるなど、幸のアンラッキーを楽しんでいた。

続いてひったくりに遭った幸が犯人を追いかけていると、チェーンソーを手にしたホッケーマスクの殺人鬼が登場。ボロボロの服に手は血まみれ、マスクの下は殺人鬼風メークとなかなか本格的。そんな怖い殺人鬼役の男性にも福原はおちゃめに、ペコリとあいさつしてから撮影。しかし、カメラが回ると絶叫を響かせる迫真の演技を見せた。

昼休憩を挟み、午後は幸とひったくり犯の格闘シーン。泥だらけの水たまりの上で後ろから羽交い絞めにし、泥の中に投げ捨てられ…と、激しく格闘する。迫力満点のシーンを撮影し終えると、2人して監督に忍び寄り、泥をつけようとイタズラっ子のような一面も。間一髪のところで気づき慌てて避けた監督は、「あんまり2人のこと好きになれないなぁ」と冗談を飛ばした。その後も、福原が軽トラックの荷台にダイブするなど、コメディーとは思えないぐらいアクション満載の撮影が続いたが、現場全体で苦労も楽しんでいる様子だった。

クランクインを迎え福原は「最初から体当たりのお芝居が続いて、午前中で一仕事終わった気持ちになりました(笑)。クランクイン前に台本を読んで、どんな感じのアンラッキーが起こるのか想像してはみたんですが、こんなに体を使うとは思ってもみませんでしたね。でも、幸みたいに次から次へとトラブルが起こる役は演じたことがなかったから、めちゃめちゃ楽しいです」と明るい表情を見せる。

実際に、幸のようにアンラッキーな出来事ばかりの日常だとしたら「走って転んでの連続で、実際に自分の身に起きたら大変だと思います。たまにだから笑い飛ばせますけど、毎日だと『もう!』って、イライラしちゃうかもしれません」と言う福原だが、「撮影を通して、幸のようにアンラッキーを楽しむことの大切さを知りたいと思います(笑)」と前向きに撮影に臨む。

そして、今後の撮影に向け「やっぱり、幸と同じぐらい不運な香さん(若月)や樹さん(高梨)と3人集まってどんなことが起こるのかが楽しみです。あとバカリズムさんの語りが、個人的にはとても楽しみです。物語的には今後、幸に関することで明かされる秘密もありますし、ある出来事をきっかけに幸が幸せになることもあるらしいです。どんなことが起こるのか、その時の幸の心境の変化も楽しみです」と期待を寄せている。

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