都農町「CO2ゼロ」宣言 2050年までに達成へ

 都農町は13日、2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンタウン」を宣言した。県内町村では初となる。
 実現への「7本の柱」として、宣言中に「再生可能エネルギーによる電力の地産地消」「貨物輸送のクリーンエネルギー化」「サーキュラー・エコノミー(循環型経済)の仕組みづくり」などに取り組むと明記。町は今後、実行計画を策定して施策を具体化する。
 同日、町議会9月定例会最終日に宣言を追加提案し、可決された。河野正和町長は質疑で「子どもたちの未来に大人が責任を持たないといけない。環境問題は全世界共通。子どもたちも取り組みを通じて世界中の人とつながることができる」と意義を説明した。
 町まちづくり課によると、県内自治体による宣言や表明は県、串間、宮崎市に続き4例目。

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