大分県で8月に開催された第66回九州・沖縄男子ボディビル選手権で、長崎県大村市須田ノ木町、森下賢成さん(29)が九州の実力者たちを抑え、優勝を果たした。「鍛えた体は裏切らない」と喜びを語る。
森下さんは諫早消防署高来分署に勤務する消防士。2016年、大村市内のジムで紹介されたのがきっかけでボディービルを始めた。「自分の体が変化していくのが楽しい」とその魅力に取りつかれ、18年には長崎市で開かれたクラス別選手権(75キロ以下級)で優勝した。
8月の選手権は体重制限がなく、九州で実績のある22人が出場。筋肉の仕上がり具合やポーズの見せ方などで競った。森下さんは「なかなか絞れない」といわれる臀部(でんぶ)周りを強みに、半年かけて仕上げた肉体を披露。見事トップの座を射止めた。
新型コロナ禍でトレーニング環境にも気を使うというが、昨年11月に建てた自宅にはジムや日焼け用のデッキを整備。「今後は西日本や全日本など上位の大会も目指したい。ゆくゆくは世界にも挑戦できれば」と笑顔で話した。
「鍛えた体は裏切らない」 ボディービル九州大会で優勝 大村市の森下さん
- Published
- 2021/09/14 10:30 (JST)
- Updated
- 2021/09/15 10:33 (JST)
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