【カーリング】ロコ・ソラーレ吉田知那美が感謝と戦友への思いを明かす「一緒に成長している」

日本代表決定戦で声を出すロコ・ソラーレの吉田知那美(代表撮影)

カーリングのロコ・ソラーレでサードを務める吉田知那美(30)が14日、自身のインスタグラムを更新し、北海道銀行と熱戦を繰り広げた日本代表決定戦(北海道・稚内市みどりスポーツパーク)を長文で振り返った。

今回の日本代表決定戦は、新型コロナウイルス感染症対策として無観客で開催。

「滞りなく、無事にスポーツの大会を開催することに大きなハードルのある今、素晴らしい舞台を準備していただいた大会関係者、稚内市のみなさんに心から感謝いたします。ありがとうございます」とつづった上で「日本全国のカーリングファンのみなさん、3日間、応援お疲れさまでした!カーリングファンのみなさんの応援の熱量がリンクにまで届き、試合中にリンク内が一瞬熱気でくもりました。(事実)一回解散して、18日にまた集合よろしくお願いします!!」と感謝の思いをつづった。

北海道銀行のメンバーは、吉田知と同じ北見市常呂町の出身。「(近江谷)あんなちゃんと(船山)ゆみえちゃんは先輩、(小野寺)かほと(吉村)さやはクラスメイトです。そして今は一緒にカーリング世界最高峰の舞台グランドスラムを主戦場とする同郷の戦友です。カーリングの競技者をしていても誰もが立てるわけではないその舞台で、一緒にもがき戦い、一緒に成長している気持ちです。私自身、平昌オリンピック以降、歩みを止める決断もできた中、それでもまだ強くなることを諦めなかったのはフォルティウスのメンバーの存在も大きかったです」と振り返った。

今後は世界最終予選(12月、オランダ)で3位以内に入れば、北京五輪代表に決まる。簡単な道のりではないが「何にもない町北見市常呂町の根性で、再びオリンピックの出場権を獲得してきたいと思っています」と力強く決意した。

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