東京五輪組のビースト林がドリブル独走で決勝弾をアシスト A代表入りの待望論も

林大地

ベルギー1部シントトロイデンの〝ビースト〟こと東京五輪代表FW林大地(24)が13日(日本時間14日)にFW鈴木武蔵のベールスホット戦で決勝弾をアシストする活躍でA代表入りの期待が高まっている。

ここまで今季の試合出場を拒否していたFW鈴木優磨(25)が先発で復帰したゲームの前半42分、林は自陣からドリブルで駆け上がり、DF2人を交わすと、ペナルティーエリア近くでファウルを受けた。そのこぼれ球を味方が押し込み、貴重な先制弾をアシスト。チームはこの1点を守り切り2連勝。前節も含めて2試合連続スタメンで勝利に貢献し、評価は急上昇中だ。

林は東京五輪に向けて当初は予備登録メンバーだったが、選手枠の拡大とともに正規メンバー入りを果たすと、そのままレギュラーに定着。体を張ったプレーでチームに貢献し、ベスト4入りの原動力となった。そこでの活躍が認められて今夏シントトロイデンに移籍し、存在感を示すなど破竹の勢いを見せている。

Jクラブ関係者は「林はA代表に入ても面白いんじゃないか。A代表は少し元気がないし、フィジカルが強い彼みたいなタイプがチームに勢いをもたらすと思うよ」と話していたが、ネット上でも「日本代表に入れてもいい」「大迫(勇也)の代わりに1トップ!」など待望論も出ている。

今夏の東京五輪ではMF久保建英(マジョルカ)とともに急成長を見せた〝ビースト〟のさらなる活躍が期待されそうだ。

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