自分にできる目標は 北方学園中で海外事例交え講話

SDGsに沿った行動目標の立て方などをアドバイスする富山隆志さん

 延岡市の北方学園中(三樹浩二校長、60人)で10日、1年生向けに持続可能な開発目標(SDGs)に関する講話があった。国際協力機構(JICA)九州県北地域国際協力アドバイザーの富山隆志さん(68)が、国際協力を実際の行動につなげるための考え方などをアドバイスした。
 富山さんは世界各地で起こる貧困や飢餓などの現状について、現地を訪れた実体験をもとに報告。世界規模で課題解決を目指すSDGsの具体的な内容について解説した。
 生徒はグループごとに自分たちが取り組める目標を選択。「環境や生物の保護団体の活動を応援する」「世界で起こっていることを深く学ぶ」などの行動案を発表した。平川舞さん(12)は「身近なところから取り組めるSDGsについて周りの人と考えてみたい」と話した。

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