格下に欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ初戦で敗れたマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)がOBから批判を浴びている。
14日に行われたヤングボーイズ(スイス)との一戦でFWクリスチアーノ・ロナウドが先制点を決めたが、前半35分にDFアーロン・ワンビサカが一発レッドで退場。10人での戦いを強いられ、1―1の後半アディショナルタイムに逆転されて黒星スタートとなった。
敵地とはいえ〝金星〟を献上しただけに、リオ・ファーディナンド氏は英放送局「BTスポーツ」に「ワンビサカの悪いタックルで、試合は完全にひっくり返ってしまったし、ジェシーは大きなミスをしてしまった。自分のゲームに集中しなければならなかった」。退場者に加えて不用意なバックパスで決勝点の〝起点〟となってしまったMFジェシー・リンガードをやり玉に挙げた。
その上で昨季のCL1次リーグのバシャクシェヒル(トルコ)戦に1―2で敗れたことを踏まえて「これはバシャクシェヒルの再来だ」と指摘。アウェーで格下に敗れたという意味で同じというわけ。昨季はこの敗戦が尾を引いて決勝トーナメント進出を逃しただけに、まだ初戦とはいえ警報を鳴らした。
また、ポール・スコールズ氏は同局に「オーレグンナー・スールシャール監督がもう少し早く後退カードを切って流れを変える必要があった」と強調。ただその原因をつくったのはワンビサカの退場劇で「故意ではなかったが、彼は本当に不器用なタックルだった」と批判。その一方でリンガードについては「それがサッカーだし、人はミスをするものだ」と擁護した。