対馬市 富裕層狙った宿泊施設誘致 観光ブランド化へ

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 長崎県対馬市の比田勝尚喜市長は15日、将来的に市内へ高級宿泊施設の誘致を図る考えを示した。高級宿泊施設のニーズが高まっているとして「今後の対馬観光のブランド化に向けた必須条件になるため、あらゆるチャンネルを使って誘致を図りたい」と述べた。市議会一般質問で、糸瀬雅之議員(対政会)に答えた。
 県によると、2020年4月1日時点で市内の宿泊施設数は127軒、収容人員は4246人。中には大型ビジネスホテルなどが含まれるが、1泊あたり2万~4万円程度の施設は少なく、国内外の富裕層をターゲットとした施設不足が課題となっていた。
 市は富裕層の観光客がもたらす経済効果や、PR効果に期待する一方、新型コロナウイルスで宿泊業界が苦境にあることから、本格的な誘致活動は収束後に取り組む見通し。具体的なホテル・旅館名や誘致時期、場所などは白紙という。
 市観光商工課は、元寇(げんこう)を題材にしたゲームソフト「ゴースト・オブ・ツシマ」が世界的に大ヒットしていることを踏まえ、「コロナが収まれば全世界から観光客が来る可能性もある。対馬に高級宿泊施設を誘致できれば明るい話題になる」としている。