東京五輪ゴルフ女子銀メダリストの稲見萌寧（２２＝都築電気）が、メジャー制覇から休みなしで目標のシーズン２桁優勝へまい進する。
国内女子ツアー「住友生命レディス東海クラシック」（１７日開幕、新南愛知ＣＣ美浜Ｃ＝パー７２）で、前週の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」に続く優勝を狙う稲見。メジャー制覇の余韻に浸る様子はなし。「（周囲の反響は）いつもと同じかな。月曜日は朝から練習して、夕方にトレーニング。火曜日は、半日練習してそこから移動。きのうは、朝から練習してハーフを回った」と休むことなく練習し、今大会へ気持ちを切り替えている。
残り１１試合で賞金ランク１位に躍り出たが、こちらも意識せず。「何なら最後まで気にしないでいいかなという感じ。目の前の試合を頑張っての最終的な順位。最後の試合がもしビリと優勝だったら全然違うし、それで逆転っていうのもある。そこをメインに考える必要はないのかなと思う」ときっぱり。すでに今季８勝をマークするメジャー女王は「次の目標は２桁優勝。その目標はなるべく早めにクリアしたい」と、目の前の大会に集中する姿勢を見せている。
