FIFAがW杯の開催頻度の世論調査を実施、頻度増加が多数派に

FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長(ロイター)

国際サッカー連盟(FIFA)がW杯の開催頻度について独自に世論調査を実施し、現行の4年よりも短縮する意見が多数となった。

FIFAはドイツのスポーツ調査会社「IRIS」と世論調査会社「YouGov」に依頼して、各大陸の2万3000人に対してW杯に関する意識調査を実施した。

現在注目されているW杯の開催頻度に関する質問では、回答者1万5008人のうち、55%にあたる8234人が現行の4年よりも頻度を多くすることに賛成との結果が出た。

開催頻度別では1年周期が11%、2年周期は30%、3年周期が14%で、現行の4年周期が45%と最も多くの支持を得た。

こうした結果をもとに、W杯の隔年開催案を検討しているFIFAは「多数のサッカーファンが、W杯がより短い期間で開かれるのが好ましいと思っている」と主張。周期別の調査では4年が最多だったものの、それより短い頻度での開催を求める意見を合わせると55%になるため、FIFAは世論の支持を得たとして2年に1度の開催プラン実現へ前進していきそうだ。

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