ヘンリー王子&メーガン妃のポーズは故ダイアナ元妃に酷似? 英王室に詳しい作家が指摘

タイム誌の表紙を飾ったヘンリー王子(左)とメーガン妃(ロイター)

ヘンリー王子&メーガン妃が米誌「タイム」の2021年版「世界で最も影響力のある100人」特集号の表紙を飾った写真について、英王室に詳しい作家が夫妻のポーズはチャールズ皇太子と故ダイアナ元妃の婚約写真に酷似していると指摘した。米大手ニュースサイト「インサイダー」が17日伝えた。

英王室に関する著書「HRH:ロイヤルスタイルに関する多くの考え」の米作家エリザベス・ホームズ氏が示したのは、鮮やかなロイヤルブルーのドレススーツを着たダイアナ妃の肩に背後から右手を軽く置いたチャールズ皇太子の2人を撮影した1981年の有名な写真だ。

タイム誌が15日公開した特集号の表紙もヘンリー王子が後ろから右手をメーガン妃の肩に手を添え、同妃はまっすぐ正面を向いたものだ。

ただし、ホームズ氏は81年の写真について、チャールズ皇太子とダイアナ妃の身長がほぼ同じだったことから皇太子が一段高いところに立ち、「ずいぶん背を高く見せたもの」だと説明。ヘンリー王子夫妻は「同じ椅子に腰かけ、同じ位置から撮ったもの」だとし、ヘンリー王子はメーガン妃に寄り添う姿勢だとも付け加えた。

一方、タイム誌の表紙写真をめぐっては、英大衆メディアが夫妻の力関係を揶揄(やゆ)したことで「前時代的な性差別だ」として批判を浴びている。

英紙デーリー・メールは「“パワーカップル”として彼らを持ち上げる全力PRキャンペーン」との見出しを付け、ボディーランゲージ専門家の分析として「タイム誌のバカバカしい写真はメーガンが自信満々なポーズで力を誇示する一方、ヘンリーが妻に寄りかかるよう指示されたものだ」と主張。

英紙サンが発行する女性誌「ファビュラス」もボディランゲージ専門家の「この写真でヘンリーは自意識過剰にみえる」との見立てを伝え、英誌「OKマガジン」は「ヘンリーは受動的で、メーガンは権威主義的」だとした。

これらの報道に反応したのが今年発売されたヘンリー王子夫妻の暴露本「自由を探して」の共著者オミッド・スコビー氏だ。

同氏は「女性が自信を示し、男性がそれをしっかり受け止める姿を2021年になっても不快に感じる西洋メディアがあるってどうなのか」とツイート。「この雇われボディランゲージ専門家たちはイカレてる」と言い放った。

このツイートは2800件以上の「いいね」を集め、英メディアの “性差別”を批判したスコビー氏に賛同するコメントも多く寄せられている。

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