レアル・マドリード 最大のライバルから賛辞「レアルなら大物選手ダブル獲りも可能」と断言

キリアン・エムバペ(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードが長年ライバルクラブとしてしのぎを削ってきた同バルセロナから称賛された。バルセロナのエドゥアルド・ロメウ財政担当副会長が同国ラジオ局「COPE」に語った。

ロメウ副会長は、Rマドリードが来夏の獲得を狙うノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(ドルトムント)とフランス代表FWキリアン・エムバペ(パリSG)に触れて「Rマドリードは偉大なクラブだ。(来夏に)2人を獲得するのは可能だ」と断言した。

さらに「われわれもここ数年で(Rマドリードと)同じ〝宿題〟をしていたら、同じ状況になっていただろう。(Rマドリード会長の)フロレンティーノ・ペレスの手腕には脱帽だ。ビジネスレベルでは、彼のような人間はなかなかいない」とベタ褒めだ。

アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)を手放さざるを得なかった厳しい財務状況について「できるだけ早く移籍の世界に復帰し、欧州のトップクラブと同じ土俵で戦うめには、賃金とクラブの経費を一致させなければならない」。いち早い健全化を誓った。

またロメウ副会長は、解任も浮上しているロナルド・クーマン監督についても言及。「彼を解雇するという話はまったくない。取締役会の中で、ほかの幹部が『新聞に退任要請の記事が出ている』と言ってきたが、それは誤りだ。チャンピオンズリーグでバイエルンに負けたが、仕方ない部分もある。バイエルンは非常にいいチームだ。相手がRマドリードだったら違うのかもしれないが」と否定した。

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