【カーリング】松村千秋 両親の “推し” も味方! 混合ダブルス代表決定戦で兄・雄太に先勝

松村千秋(左)と谷田康真(©JCA IDE)

軍配は妹に上がった。カーリングの混合ダブルス日本代表決定戦第1日(18日、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)、松村千秋(中部電力)、谷田康真(コンサドーレ)組は、吉田夕梨花(ロコ・ソラーレ)、松村雄太(コンサドーレ)組に9―2で勝利。竹田智子、竹田直将(ともに名寄協会)組戦でも白星を飾っており、最高のスタートを切った。

松村千にとって、松村雄は実の兄。カーリング選手の両親は、松村千を「雄太より千秋を推してるから」と激励し、松村雄に「千秋を応援する」と声を掛けたという。兄妹対決に注目が集まる中、妹は両親の期待に結果で応えた。

第1エンド(E)に2点を先制し、第2、第3Eに3点ずつスチール。試合を有利に進めると、第6E終了後に相手がコンシード。松村千は「置きたいところに石を積んでいくことができたので、自分たちが思うようなゲーム運びができた。1日目にしては上出来だと思う」と手応えを口にした。

今大会は18、19日の予選で3組が2試合ずつ対戦。上位2チームが20日の決定戦に駒を進めるが、予選の結果を踏まえた上で先に3勝した方が来年の北京五輪切符をかけた世界最終予選(12月、オランダ)への出場権を手にする。第一関門突破へ、松村千は「接戦の試合になると思うが、粘って勝ち切れるように頑張りたい」と決意を新たにした。

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