格闘技イベント「RIZIN」(19日、さいたまスーパーアリーナ)で行われたバンタム級トーナメント2回戦はメインの朝倉海(27)のほか、井上直樹(24)、扇久保博正(34)、瀧澤謙太(26)が勝ち上がり、準決勝、決勝が行われる大みそか決戦に駒を進めた。
優勝候補の井上は金太郎に序盤からカーフキックを当てていき、ペースを握った。第3ラウンド(R)は金太郎のアグレッシブなファイトで防戦一方となったが、なんとかしのぎ切り判定3―0で勝利を収めた。
試合後は海が勝ったメインをインタビュールームで観戦。会見では「金太郎選手は強かった。打撃で今回まだまだだと思ったので、技術を磨いて練習して、準決勝、決勝で一本をとりたい」と話した上で「(海の)弱点が見えた」と語り、優勝を見据えた。
扇久保は「塩対塩」と言いつつも、大塚隆史との激しい攻防を制して判定3―0で競り勝った。瀧澤は左フックで元谷友貴をぐらつかせ、左右のパンチの猛ラッシュをかけて1R、TKO勝ち。圧巻のファイトでV争いに名乗りを上げた。