【自民党総裁選】河野氏、実行力と説明力強調 コロナ禍の政府発信「顧みられず」

河野太郎行革・規制改革担当相=内閣府(資料写真)

 自民党総裁選に出馬している河野太郎行政改革担当相(衆院神奈川15区)は19日、他3候補とともにNHKテレビ「日曜討論」に出演、目指す総裁像を巡り「実行力と説明力の河野」と表明した。

 「新総裁に求められること」を問われ、パネルに「説明能力と実行力」と表記。菅義偉首相(2区)の下での実務経験を踏まえ、「一生懸命仕事はしたが、残念ながら説明が欠けていた」と反省した。

 「説明」については「新型コロナウイルスの感染者数ひとつとってもマスコミの集計や報道のほうが早かった。政府発信が顧みられなかった」と指摘。実行力のアップに向けては「政策の背景を丁寧に説明して理解を広げていくことが大事」とした。

 「求められること」で各候補は「今求められるリーダーシップ党改革 新しい経済」(岸田文雄前政調会長)、「国家経営理念(総合力で政策構築)」(高市早苗前総務相)、「多様性とこどもまんなか」(野田聖子幹事長代行)を挙げた。

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