【カーリング】「取れる情報が多い」吉田夕梨花&松村雄太を支えるロコ・ソラーレの “分析力”

笑顔でインタビューに答える吉田夕梨花(左)、松村雄太組(代表撮影)

カーリングの混合ダブルスで北京五輪出場を目指す〝チームゆりた〟こと吉田夕梨花(ロコ・ソラーレ)、松村雄太(コンサドーレ)組は、ロコ・ソラーレ(LS)の全面サポートで勝利をつかみ取る。

18日に開幕した日本代表決定戦(北海道・稚内市みどりスポーツパーク)は、予選の結果を踏まえた上で、先に3勝した組が北京五輪切符をかけた世界最終予選(12月、オランダ)への出場が決まる大一番。吉田夕、松村雄組と松村千秋(中部電力)、谷田康真(コンサドーレ)組が予選を通過し、20日の決定戦に駒を進めた。

両組は予選で2度対戦。18日は松村千、谷田組が9―2で快勝したものの、19日の一戦は吉田夕、松村雄組が7―4で勝利を収めた。大敗からわずか1日で立て直した吉田夕、松村雄組だが、その裏には頼もしい援軍たちがいる。

今大会には、2018年平昌五輪男子代表でヘッドコーチの両角友佑(TM軽井沢)、平昌五輪女子銅メダルLSのチームメイトでアシスタントコーチの吉田知那美、チームサポートスタッフの藤沢五月と鈴木夕湖が吉田夕、松村雄組に同行。19日の試合後、松村雄は「毎試合かなり内容の濃いミーティングをずっと続けてきた。6人、7人でしっかりとミーティングしてきたことをアイスの上で表現できた」と手応えを口にするなど、経験豊富なメンバーの知見を随所に取り入れた。

まさに最高峰のスタッフ陣。吉田夕も「試合終わりに必ずみんなでミーティングをして、それぞれの視点から見たアイスの情報だったり、客観的に見ている人、アイスに立っている人たち、現役たちが集まっているので、取れる情報が多い」と謝辞を述べた。

最終日の20日は、最大3試合が予定されている。現在の対戦成績は1勝1敗。2勝した組が次なるステージに進出するが、望みをつなぐのは果たしてどちらの組か――。

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