全日本バスケ男子2次R 長崎ヴェルカ競り勝つ B3埼玉に91-76

【6回戦、長崎ヴェルカ―埼玉】第2クオーター7分、長崎ヴェルカのフォワード・ボンズが3点シュートを決めて43点目=愛知県蒲郡市民体育センター(©タイムズメディア)

 バスケットボール男子の第97回天皇杯全日本選手権(日本バスケットボール協会主催、共同通信社共催)は20日、愛知県蒲郡市民体育センターで2次ラウンドの6回戦4試合が行われ、Bリーグ3部(B3)に新規参入する長崎ヴェルカはB3埼玉を91-76で下して、2次ラウンド最終戦となる7回戦に進出した。
 ヴェルカは第1クオーター6分から、ガード山本、松本らの4連続3点シュートなどで17点を連取。29-12と好発進した。その後は埼玉のセンター陣の高さに苦しみ、第3クオーター8分に4点差まで詰められたが、ここからガードのタリキを軸にした守備で修正。フォワードのボンズのオフェンスリバウンドからの得点などもあり、74-63と再び点差を2桁に戻すと、最終クオーターもスチールから松本の速攻、フォワードのギブスの連続得点などで差を広げた。
 Bリーグ勢以外で唯一勝ち残っていたJR東日本(秋田)は、B3のA千葉に63-95で敗れた。豊田合成は山口に105-77で快勝。静岡は岩手を93-78で下した。
 2次ラウンド最終日は23日、愛知県稲沢市の豊田合成記念体育館で7回戦2試合を実施。ヴェルカの相手は豊田合成で、勝てばB1、B2勢が参戦してくる3次ラウンドに進む。

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