スタートアップの源泉技術価値で韓国が日本を上回る 「過去の先進国が後れを取る事例」米研究所

米国シンクタンクランド研究所が、各国スタートアップなどが開発した源泉技術の市場価値を分析した結果、韓国が12位となり日本を上回ったことが分かった。

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研究所によると、源泉技術の市場価値(5月時点)を国別に合算した結果、韓国は315億5000万ドルで12位だった。

ドイツ(13位・250億2000万ドル)、シンガポール(14位・156億ドル)、スウェーデン(15位・70億7000万ドル)、日本(16位・42億ドル)よりも上位となった。

1位は米国で6370億2000万ドル、2位の中国は4千348億9000万ドルだった。

研究所は「米国と中国が高い価値でスタートアップの先頭を走っており、中国の比重が大きくなっている」とし「日本は過去の先進国でも後れをとることがある事例」と診断した。

研究所はこれと共に、第5世代移動通信(5G)先進国として、韓国と中国、米国の3カ国を挙げた。

研究所は、韓国が85都市に5G商用インフラを構築し、中国は57都市、アメリカは50都市に5Gインフラの設置作業を完了したと分析した。

続いて世代別移動通信主導国では、▲1G、日本・米国▲2G、フィンランド▲3G、日本・米国▲4G、ノルウェー、スウェーデンだったが、5Gについては、韓国と米国、中国などの3カ国が主導していると評価した。

韓国中小企業ベンチャー庁のパク・ヨンソン前長官は、「米国と中国の覇権競争において米国が中国のファーウェイを追い出さざるをえなかった理由の一つが、5G時代をめぐる通信機器と技術の商業化の問題」とし、「世界で最初に5Gを商用化した韓国の通信ネットワークブランドが現在、米中対立の中で、半導体と共に非常に注目されている」と述べた。

パク前長官は9日、カリフォルニア州のランド研究所を訪問し5G時代などをテーマにブリーフィングを受けた。パク前長官はワシントンにある戦略国際問題研究所(CSIS)で上級顧問として活動する。

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