中日・柳は6回2失点106球の粘投報われず「リズムが悪く、チームに流れを持ってこれなかった」と反省

柳の2年ぶりの2桁勝利はお預けとなった

中日の柳裕也投手(27)が21日の阪神戦(バンテリン)で106球を投げ6回4安打2失点と試合を作ったが、2019年(11勝)以来となる2年ぶりの2桁勝利はお預けとなった。

3回に1死球や3安打などで2点を先制されたが、ここから6回までは1安打を許しただけで踏ん張った。この右のエースの力投に打線が奮起して6回に京田の中前への2点適時打で同点に追いつき、柳の負けを消した。しかし、9回に登板した守護神のR・マルティネスが決勝犠飛を許してしまった。

与田監督は「慎重に入りながら球数はちょっと増えたが、よく2点で抑えてくれた」とねぎらいつつも「柳の負けを消すことはできたが、何とか勝ちにね、つなげられたらなと思った」と悔しがった。

柳は「リズムが悪く、チームに流れを持って来れませんでした。その中でも、木下(拓)さんが粘らせてくれたと思います」と女房役を持ち上げつつも反省を口にした。

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