「県被爆者手帳友の会」が事務所移転 若い世代との交流拠点 開設

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看板を除幕して、県被爆者手帳友の会の事務所移転と「ヒバクシャ・コミュニティ・センター」開所を祝う関係者=長崎市松山町

 長崎県内の被爆者5団体の一つ「県被爆者手帳友の会」(朝長万左男会長)は21日、事務所を長崎市松山町内で移転し、若い世代などと交流する拠点「ヒバクシャ・コミュニティ・センター」を開設した。現地で事務所開きがあった。
 同会は1967年に設立し、現在の会員は約1300人。これまでの事務所はビル2階で、高齢の会員にとって階段の上り下りが負担となっていた。
 別のビル1階の新事務所はこれまでの約2倍の約80平方メートル。5団体の会合のほか、小中学生を集めた被爆体験講話などでの活用を検討する。奥には12畳の和室もあり、将来的には県外の大学生らが泊まり込みで平和学習に取り組む拠点とするなど、若い世代と交流を促進する場所にしたい考え。
 事務所開きには、被爆者団体などの関係者約40人が出席。看板を除幕して事務所移転とセンターの開所を祝った。朝長会長は「移転して便利な立地となった。若い世代を巻き込んだ活動をしていきたい」と語った。