オリックスが直接対決に向けて〝勝負の1週間〟だ。オリックスは22日から日本ハム戦と楽天戦、首位ロッテはソフトバンク戦と西武戦をこなす。オリックスが22日に敗退し、ロッテが勝利なら自力V消滅の危機にあり、残り試合、引き分け数とも劣勢は変わらない。しかし、チーム内は「まだまだいける」と士気が上がっている。
6月末から首位をひた走ってきたチームはケガ人続出もあって9月5日に首位を陥落。21日現在で3・5ゲーム差となっているが「やっている方とすればわずか1週間の戦いぶりで状況が変わってしまった。そういうことが起こりうる。ロッテもズバ抜けた選手がいるわけではないし、状況がまたコロッと変わるかもしれない。次はロッテがソフトバンクと当たるし、ウチも楽天戦がある。その2つは必死になって向かってくるはず。(28日からの)ウチとの直接対決までのこの1週間が大事になる」と見ている。
主砲の吉田正を欠くことにも「最初はみんなが代わりに打たなきゃ、と気持ちが空回りしていたけど、今は落ち着いている。3番の紅林も3番らしくなってきた。ロッテもズバ抜けた打者はいない。十分勝負になる」(チーム関係者)。ロッテも主砲マーティンを欠き、一気に形勢逆転を狙えるというわけだ。
勝負の1週間を耐え抜き、28日からの直接対決(ZOZOマリン)に臨みたい。